お待たせしました!今年も「Jenkins Day Japan 2021」を開催します。
本年は、新型コロナウィルスの感染リスクなどをの状況を踏まえ、オンライン開催をいたします。
Jenkins Day Japanは、2017年に開催を皮切りに、今年2021年で5回目を迎えます。
今年のテーマは、「CI/CD、DevOps、DevSecOps」のキーワードをテーマとして、日本市場におけるソフトウェア市場を盛り上げるため、「Jenkins」を活用した運用の紹介や、Jenkinsに限らず、「CI/CD」「DevOps」を組織的に取り組みをされている企業の事例をご紹介するイベントとなっています。開発の効率化・ソフトウェア品質の向上を目指されているソフトウェア開発者の方や、組織としてのDevOpsやデジタルトランスフォーメーションにご興味のあるリーダーやマネージャー方におすすめのセミナーとなっています。
多彩なゲストにお招きして登壇していただきますので、ご参加ください。
セッションの一部をご紹介
◇「Flaky test対策の最新動向」
講師:川口耕介氏 Launchable inc / Co-CEO,
Jenkinsの生みの親の川口氏には、今年も講演していただきます。
flakyなテストは、根絶できない疫病のように昔から開発者をずっと悩ませ続けてきました。皆さんの開発チームでも、目にはついていなくても、flakyなテストがイライラを引き起こしたり、プルリクエストを失敗させたり、ホットフィックスの開発にストレスを上乗せしたり、必ずしているはずです。
この問題に世界中の技術者達がどのように立ち向かってきたのか、Jenkinsの開発者としても有名な川口が紹介します。GoogleやGitHubのようなユニコーン会社から、もっと身近な等身大の会社まで、どういった取り組みが効果を上げてきたのかを見ていきます。皆さんの会社での取り組みにもきっと役に立つはず!
◇「Jenkins Pipeline での Shared Libraries の活用」
講師:株式会社ディー・エヌ・エー 井口 恒志 氏
Jenkins Pipeline を作成していく中で、特定の Pipeline のみではなく共通で利用可能な処理を複数の Pipeline で記載することが多くあると思います。この共通で利用可能な処理を Pipeline とは切り離して定義する仕組みとしてJenkins には Shared Libraries が存在します。この機能を活用して共通処理をまとめて定義することで、再利用性が向上するだけでなく、Pipeline そのもののメンテナンス性も向上すると思います。
この講演では Shared Libraies に関してJenkins Plugin との違いにも触れつつ特徴を紹介します。そして実際に弊社内でどのように活用しているかの事例もご紹介させていただきます。
◇「OpenTelemetry による Jenkins の監視」
講師:東京大学大学院 木内 陽大 氏 / Google Summer of Code 2021 @ Jenkins
私は今期の Google Summer of Code に参加し、3ヶ月の間 Jenkins エージェントの監視をOpenTelemetryで実現する、というテーマで調査と実装を行なってきました。OpenTelemetry は ベンダーに依存しない統一的な形式での監視、ログ・メトリックス・APMデータの収集を実現するための新しいモニタリングフレームワークです。
Jenkins では Jenkins 管理者 がトラブルシューティングやCDパイプラインの最適化を行う手助けをするため、さまざまな取り組みが行われてきましたが、このセッションではその中でも特に、Jenkins Community で行われている Jenkins × OpenTelemetry の取り組みと、自分が行なってきた取り組み、また Jenkins Community に参加した経験などをお話できればと思います。
この他にもJenkinsの最新技術や、エンタープライズでの運用事例、DevSecOpsの適用に役立つさまざまな製品を紹介する講演もあります。
貴重な講演が聞ける機会となっておりますので、ぜひ、ご参加ください。
特別講師の講演の詳細につきましては、特設サイトをご確認ください。