2020年12月4日(金)開催「Jenkins Day Japan 2020」
イベントは終了しました。
今年は、新型コロナウィルスの感染リスクなどをの状況を踏まえ、オンライン(利用システム:Zoom)で、Jenkins Day Japan 2020を2020年12月4日(金)に開催しました。
Jenkins Day Japanは、2017年の初開催を皮切りに、今年で4回目を迎えました。日本のソフトウェア市場を盛り上げるため、Jenkinsを活用した運用の紹介や、Jenkinsに限らず、CI/CD、DevOpsを組織的に取り組みされている企業の事例をご紹介。開発の効率化・ソフトウェア品質の向上を目指されているソフトウェア開発者だけではなく、組織としてのDevOpsやデジタルトランスフォーメーションの成功体験にご興味のあるリーダーやマネージャー、また経営層の方々にもご満足いただける、多彩なゲストに登壇をいただきました。
多くセッションがありましたが、一つでも、業務のお役に立てそうな内容を見つけていただければ嬉しいです。
「Jenkins」の商標、ならびに「Jenkins Day Japan」のイベント名称は、Jenkinsコミュニティの許可を得て使用しています。
<<招待講演>>
Session A-1. 10:10-11:00
【講師】
Oleg Nenashev 氏
CloudBees, Inc.
Principal Software Engineer, Jenkins core maintainer and board member
https://www.cloudbees.com/
【経歴】
Jenkinsのコアメンテナーであり、より強固なコミュニティの構築とアーキテクチャ変更の促進に注力しているボードメンバーです。Olegは2008年にハードウェア/組込みプロジェクトでHudsonを使い始め、2012年には積極的なJenkinsのコントリビューターになりました。Jenkinsコア、Jenkinsfile Runner、そしていくつかのプラグインを保守しています。Olegはまた、コミュニティのアウトリーチプログラムをリードしています。Google Summer of Code、Hacktoberfest、ミートアップなど。OlegはCloudBeesのために活動しており、主要なオープンソースの取り組みとJenkinsベースの製品を担当しています。
【セミナータイトル】
執事はまだ進化の過程に~Jenkinsのこれまでとこれから~
【講演概要】
2020年のJenkinsは2012年のJenkinsではありません。Pipeline as Code、Configuration as Code、クラウド環境のより良いサポート、ユーザーエクスペリエンスなど、ユーザーやコントリビューターからの要求に対応するために進化し続けています。Jenkinsコミュニティには多くの進行中のプロジェクトがあり、プロジェクトの成功に必要な機能やアーキテクチャの変更をより多く提供していきたいと考えています。先日もパブリックロードマップを発表したばかりです。
このセッションでは、Jenkinsに次は何が起きるのかに焦点を当てます。プロジェクトのロードマップ、現在の取り組みと今後の取り組み、そして、プレビューや評価に利用できるいくつかの新機能を紹介します。その後、フィードバックを提供したり、プロジェクトに貢献したりする方法について話します。
Olegさんは、Jenkinsのコアメンテナーであり、コミュニティ構築とアーキテクチャ変更の促進に注力しているプロジェクトボードメンバーです。CloudBees社のメンバーとしては、主要なオープンソースの取り組みとJenkinsベースの製品を担当しています。
Jenkinsで今後提供される機能については、ユーザーにとっては関心が高いと思います。今回はJenkinsのこれまでの歴史に加えて、今後のロードマップを示しながら具体的に解説してくれました。彼はJenkinsが広く受け入れられた理由として、拡張可能なフレームワークであり、ツールに依存しない汎用性にあると主張しています。すでに多くの開発環境に対応したプラグインが提供されていることに加え、カスタマイズ可能であることが多くの開発者の支持を得ているポイントです。こうした活動を支える重要な役割をJenkinsコミュニティとそのコントリビューターが担っており、大きな強みになっています。
また彼はJenkinsがいまも進化し続けていることを強く言っています。Pipeline as Code によりパイプライン定義をバージョン管理できるようになったり、ユーザーエクスペリエンスが強化されたり、つねに進化し続けています。Jenkinsコミュニティには多くの進行中のプロジェクトがあり、公開中のロードマップによって、その取り組みを知ることができます。セッション後半はそれらの注目すべき活動や新機能について解説していますので、2020年のJenkinsを知りたい方にはおすすめのセッションです。
Session A-2. 11:10-12:00
【講師】
川口 耕介 氏 (Kohsuke Kawaguchi)
Launchable, Inc.
Co-CEO, Creator of Jenkins
https://www.launchableinc.com/
【経歴】
1977年生まれ。東京大学理学部情報科学科在学中の98年に有限会社Swiftを設立。01年Sun Microsystems入社。02年コーネル大学大学院で修士号を取得し、翌年Sun Microsystemsに復帰。在職中にJenkinsの元となるCIツール「Hudson」を開発。その後、JavaのPaaS(プラットフォーム・アズ・ア・サービス)を提供する米CloudBeesに在籍し、CTOとしてJenkinsや関連サービス・製品の発展・普及を推進。
2019年にソフトウェアテストの時間短縮を目的としたLaunchableを設立。2020年にはLaunchable Japanを発足し、海外と日本のソフトウェア開発の間に橋を架ける存在として、精力的に活動し続けている。
【セミナータイトル】
アメリカ式ソフトウェア開発方式
【講演概要】
私は、Jenkinsプロジェクトの創始者、CloudBeesの創業者の一人として欧米の様々なソフトウェア開発の現場を見てきました。この経験から、雇用形態、ソフトウェア開発組織の作られ方、CI/CDなどの技法、cloud nativeなどのテクノロジの勃興の間に、密接な繋がりがある事がわかってきました。この発表では、これらの知見をまとめてアメリカ式のソフトウェア開発プロセスがどのように構築されているかを紹介します。
また、僕はここ数年日本のソフトウェア開発を世界水準へと思い色々な活動をしていますが、アメリカ式をただ輸入すればいいと思っているわけではありません。まずは、日本式のソフトウェア開発がどのような合理性に基づいてどのように行われているのか、日本式のソフトウェア開発のプロである皆さんから学びたいと思っています。その上で、皆さんと日本のソフトウェア開発プロセスはどのように進化していくべきなのか、一緒に考えを深めたいと思っています。
川口さんは2019年にソフトウェアテストの時間短縮を目的としたLaunchableを設立し、今年はLaunchable Japanを立ち上げました。Jenkinsプロジェクトの創始者、CloudBeesの創業者の一人である川口さんのご経験から、今回はアメリカ式のソフトウェア開発プロセスについて語っていただきました。
川口さんはアメリカにおけるソフトウェア開発の生産性向上の取組みが、日本ではあまり進んでいないという問題意識を持っています。それは何故かと考えたとき、ソフトウェア開発を文化と捉え、アメリカにはアメリカの、日本には日本のソフトウェア開発文化があるだろうという見方をすれば、一方の習慣だけを取り出して輸入してもうまくいかないと思うようになったとのことです。この点はアメリカサイズの自動車を輸入して日本で売れるかという例えにより、わかりやすく説明されています。異なるソフトウェア開発文化の存在を前提とし、ではアメリカのソフトウェア開発文化とはどういったものか、どういった背景をもとに文化ができあがったのかを理解することに意味があると説きます。テストの自動化やCI/CDといった投資はどういった合理性のもとに推進されるのか、特定の技術が注目されるには必然的な理由があるのだということが、とてもよく理解できます。お話はどんどん深まっていくわけですが、ここから先は皆さんの学びのためにご自身でご確認ください。
Session A-3. 13:10-14:00
【経歴】
大手半導体メーカーに9年在籍し、ASICの論理設計検証に従事したのち、2012年にデンソーに入社。
ADASシステム開発において、開発支援アプリのソフト開発からECU評価ボードやロガーなどのハード開発、サーバインフラ整備に至るまで開発環境全般を整備する役割を担っている。
【セミナータイトル】
CloudBees Jenkins 共有エージェントを利用したADAS認識における複数チームの共用評価環境
【講演概要】
事故のない社会を目指すデンソーのADAS技術においては、車両や標識、白線など複数の認識チームが日夜性能評価を行っています。
我々は従来の開発において各チームがそれぞれ演算リソースを確保し、独自の評価システムを構築している事でチーム間でリソースを共有することが困難でした。そしてこれを解消する手段を検討した結果採用したのがCloudBees Jenkins(CloudBees CI)でした。
我々が求めるテスト環境の要件からCloudBeesを採用した経緯、その立上げで直面した課題と現在実現している環境、今後CloudBeesに求める点についてを説明します。
八木橋さんは株式会社デンソーにおいて、ADASシステム開発における開発支援アプリケーションのソフト開発からECU評価ボードやロガーなどのハード開発、サーバインフラ整備に至るまで開発環境全般を整備する役割を担っています。本セッションではADAS技術とはなにか、どういう経緯でCloudBees CI の採用に至ったのかを説明していただきました。
自動運転技術はかなり身近な存在となりましたが、そこに含まれる「いつもの安心、もしもの安全」を支える機能がどのように開発されているのか、とてもわかりやすく解説されています。車両や標識、白線などの走行環境から得られる認識対象ごとにチームが存在し、それぞれ認識アルゴリズムの性能評価を行っています。この評価は分散並行して行う必要があり、このニーズとCloudBees CIのエージェント共有機能がマッチしました。また、クラウド環境を容易に使用できない複雑な開発環境に対応できたことも採用理由の一つとのことです。
CloudBees CIの特長を生かしたエージェント共有が実現できた一方、長時間におよぶ性能評価に対して各チームの要求に応える理想的なエージェント割り当てには課題が残っており、具体的な改善ポイントをいくつかご指摘いただきました。これらの貴重なフィードバックはCloudBees社と共同して改善に役立てていきたいと思います。
Session A-4. 14:10-15:00
【経歴】
Stevenは、連邦政府機関がマイクロサービスベースのアーキテクチャやKubernetesの採用など、DevSecOpsの原則を実装するのを支援しています。Jenkins Templating Engineの作者であるStevenは、ソフトウェアデリバリーに組織的ガバナンスをもたらし、企業全体でのDevSecOpsの採用を簡素化することに情熱を注いでいます。StevenはJenkinsコミュニティのPipeline Authoring Special Interest Groupの組織化を支援しており、パイプラインのドキュメントやコミュニティのプラグインに貢献しています。
【セミナータイトル】
パイプラインテンプレート:組織全体へのDevSecOpsの適用を可能にする方法
Pipeline Templating: Enabling DevSecOps Adoption Across the Enterprise
【講演概要】
DevSecOpsは難しい。DevSecOpsを組織全体に適用することは、重複した作業や、複数の技術スタックをサポートするためのパイプラインのスケーリングに関連した課題を発生ささせることがよくあります。標準化によってもたらされるスケールメリットを実現したいという組織側の願望と、自律性とローカルなイノベーションへの各開発チーム側の願望との間には、常に葛藤があります。
この講演では、Jenkins Templating Engineをフレームワークとして使用して、ツールに依存しない再利用可能なパイプラインテンプレートを作成し、開発チームに仕事に適したツールを選択するために必要な柔軟性を与えながら、必要なものを管理することで、組織と開発チームという両端が同じ方向に向かい始める方法を学びます。
Stevenさんは、マイクロサービスベースのアーキテクチャやKubernetesの採用など、アメリカ連邦政府機関がDevSecOpsの原則を実装するのを支援しています。Jenkins Templating Engineの作者でもあるStevenさんは、企業全体でのDevSecOps採用を簡素化することに情熱を注いでいます。
彼はDevSecOpsを「ソフトウェア開発ライフサイクルのあらゆるステップにセキュリティを組み込むこと」と定義しています。このセッションでは、これを実現するために必要な6つのプラクティスについて解説しました。さらに、DevSecOpsを組織全体に適用するにあたり、重複した作業の存在といった課題を挙げました。解決策としては、プラクティスの標準化を行い組織に浸透させる必要がありますが、一方で各チームが採用する複数の技術スタックもサポートしなければなりません。そこで彼は、Jenkins Templating Engineプラグインを使用して、ツールに依存しない再利用可能なパイプラインテンプレートを作成したのです。セッションではこのプラグインがどのような仕組みと構成で動くのかを詳しく説明しました。DevSecOpsに関心のある方だけでなく、Jenkinsをいろんなチームで使ってほしいけど、どうすれば効率的に利用を拡げられるかとお悩みの方にとって必聴セッションです。
Session A-5. 16:20-16:50
【講師】
Sunil Mavadia 氏
CloudBees, Inc.
Director, Global Solutions Architecture
【経歴】
Sunilは、CloudBeesのグローバルソリューションアーキテクチャ担当ディレクターです。彼は、以前の会社でDevOpsおよびデジタルトランスフォーメーションプロジェクトを指揮した経験から、DevOpsの導入に深い経験を持っています。CloudBeesでは、顧客と密接に連携して、ソフトウェアデリバリーオートメーション製品の導入を成功させるように努めています。
【セミナータイトル】
CloudBees Software Delivery Automationのご紹介
【講演概要】
ソフトウェア・デリバリー・オートメーション(SDA)は新しいものではありません。しかし、Cloudbees SDA Suiteを使用すると、ソフトウェアデリバリのライフサイクルを最適化することで、イノベーションを迅速に推進することができます。ソフトウェア開発業務の規模を拡大すると、チームの規模、ツール、プロセスの増加に伴い、ソフトウェアの複雑さや配信先のプラットフォームの数が増えるため、リリース頻度が低下します。Cloudbees SDA Suiteを使用することで、人、プロセス、ツールの連携を維持しながら、安全で、セキュアで、信頼性の高い方法で、常にソフトウェアのデリバリー速度を向上させることができます。
Sunilさんは、CloudBeesのグローバルソリューションアーキテクチャ担当ディレクターです。彼は、以前の会社でDevOpsやデジタルトランスフォーメーションプロジェクトを指揮した経験から、DevOpsの導入に深い知識と経験を持っています。
ソフトウェア・デリバリー・オートメーション(SDA)は新しいものではありません。しかし、組織の成長に伴ってチームやソフトウェアの開発規模が大きくなってくると、関連するツールや従うべきプロセス、コンプライアンスと相まって、リリース頻度が低下していくものだと説きます。DevOpsの文脈で言及される組織の分断だけでなく、こうしたソフトウェア開発における一連のリソースを最適化することは、イノベーションの加速に大きく寄与します。こうした最適化と安全かつ信頼性の高いデリバリーを実現するために、CloudBees SDA Suiteがどのように役立つかをデモを交えて説明しました。
Session A-6. 17:00-17:10
【経歴】
DevOpsツールチェーンの管理と実装で幅広い経験を持つ経験豊富なテクニカルマネージャー。現在はPMIでDevOpsプラクティスの構築と導入を担当。PMIに入社する前は、IBMのアプリケーション・マネージャーとして勤務していました。University of Kielceで電気工学の学位を取得し、2006年に卒業しました。
【セミナータイトル】
CloudBees CIを使った、集中型エンタープライズJenkinsサービス構築へのPMIの道のり
【講演概要】
本セッションでは、PMIがソフトウェアエンジニアをサポートするグローバルサービスとしてCloudBees CIをどのように導入しているか、また、このコンセプトがDevOpsツールの包括的なポートフォリオにどのように適合しているかを学ぶことができます。
フィリップモリス・インターナショナルからPiotrさんのセッション動画を配信しました。彼は、DevOpsプラクティスの構築と導入を担当しており、DevOpsツールチェーンの管理と実装で幅広い経験を持つ、経験豊富なテクニカルマネージャーです。
この動画は今年開催された DevOps World で発表された10分ほどのセッションですが、いわゆる野良Jenkins問題から、組織的なJenkins運用といった道のりとPiotrさんのチームによる支援内容が紹介されました。皆様にとっては、Jenkins利用を拡げていくにあたって、どんな情報やサポートが必要になるかを予想するのによい事例だと思います。
<<スポンサー講演>>
講演 B-1. 12:10-12:35
【セミナータイトル】
テクマトリックスDevSecOpsソリューション
DevOpsからDevSecOpsへ
~ツールを使った継続的なセキュリティチェック~
【講演概要】
DevSecOpsとは、DevOpsのワークフローの中にセキュリティの観点を取り入れ、早い段階からセキュリティを考慮することです。セキュリティテストは通常、リリースの直前に行われることが多く、問題が見つかったときには大きな手戻りが発生します。セキュリティを早い段階から考慮することで、手戻りを最小限に抑え、DevOpsで得たデリバリースピードを維持します。
ここでは、Parasoftツールを使ったDevSecOpsの実現方法をご紹介します。
講演 B-2. 12:35-13:00
【セミナータイトル】
CIにおけるUIテストのベストプラクティス
【講演概要】
開発からリリースまでの期間が短い昨今、多くのチームが UIテストを自動化させて CIツール上で動作させることで、テストを効率化することに挑戦しようとしています。
そこで重要となるのが、「組織のニーズに合った適切な UIテスト自動化ツールの選択」と、自動テストと手動テストとの「総合的な管理」です。テスト自動化ツールは色々ありますが、どのようなツールを選択すれば良いかお悩みなら、あるいは、既に使用しているツールや総合的なテスト管理に限界を感じておられるなら、本セッションでご紹介するテスト自動化ツールの選定ポイントと、テスト結果をうまく活用するテスト管理のソリューションを、ぜひ視聴ください。
講演 B-3. 15:10-15:40
【講師】
中山 淳
テクマトリックス株式会社
2015年新卒入社。一貫してパロアルトネットワークス製品のビジネスに従事し、大型のサイバーセキュリティ案件を多数手掛け、現在ではPrismaシリーズのビジネスの拡販に注力中。
Palo Alto Networks
【セミナータイトル】
サイバーセキュリティのリーダー企業「Palo Alto Networks」によるCloud Nativeソリューションのご紹介
【講演概要】
世界的なサイバーセキュリティのリーダー企業であるPalo Alto Networks(パロアルトネットワークス)は次世代ファイアウォールで有名になった企業となりますが、今年、Cloud Native向けの次世代ファイアウォールをリリースしました。また、Prisma Cloud(プリズマクラウド)というクラウドセキュリティポスチャ管理(CSPM)とクラウドワークロード保護プラットフォーム(CWPP)双方を実現する製品もリリースしており、Jenkinsと連携したセキュリティ対策が行えます。本セッションではそれらのご紹介と簡単なデモをお見せします。
※動画配信となりますが、質疑応答はリアル配信で行います。
講演 B-4. 15:40-16:10
【講師】
植草 克友
株式会社カサレアル
技術部
https://www.casareal.co.jp/
2006年からカサレアルで、テスト自動化を中心とした業務・プロセス改善で多数のプロジェクトに参加。現在ではクラウドネイティブ関連技術も加えて開発・運用環境に関連する業務で活動中。
【セミナータイトル】
これってDevOps?
-既成概念の破壊から生まれた価値-
【講演概要】
今回はJenkins公式トレーニングを担当させていただいている私達のDevOpsとして、「受講者名簿のプッシュを起点に、受講者全員分個別で一括破棄が可能なJenkins公式トレーニング環境を自動構築する」事例とその成果、私達なりの成功要因を紹介させていただきます。
DevOpsと向き合う本来の動機は単純で、自分たちが提供しようとしているサービスをいかに早く安定した形で継続的に提供できるかという課題に取り組む事に他なりません。しかしDevOpsという言葉の定義に頻出する「開発者と運用者の連携」・「開発手法やツールの活用」・「プラクティス」といった言葉に囚われすぎると、いつの間にか目的意識が「DevOpsの実現」に変わるという危険な落とし穴にはまってしまいます。理想はより高い価値を追求した結果としての「DevOpsの実現」であり、仮に「厳密にいえばDevOpsとは少し違う」という評価を受けたとしても、以前より高い価値を生み出せているのであれば、それが自分達のDevOpsであると自信を持って説明できる事ではないでしょうか。一度、第三者の力を借りてでもDevOpsの既成概念を捨て、自身の現状や課題を見直した上で、広く技術領域を見渡し、自由な発想で自分達のDevOpsを再構築してみるのも良いかもしれません。
講演 B-5. 17:10-17:50
【セミナータイトル】
Jenkinsのあるある問題を解決!
CloudBees CIのご紹介
【講演概要】
Jenkinsはその拡張性の高さから世界中の多くのエンジニアに利用され、誕生から10年以上が経ってもなお、CIツールのデファクトスタンダードという確固たる位置を築いています。一方で、組織的なCI/CD運用を考えるとさまざまな課題が生じるのも事実です。
・乱立したマスターをどう管理するか?
・スケールをどう実現するか?
・組織全体でのCI/CDの最適化とは?
この答えはCloudBees CI(旧製品名 CloudBees Core)です。本セッションではCloudBees CIがどのように組織的なCI/CDを支援するのかをご紹介します。
<<開催概要>>
会期:2020年 12月4日(金)|10:00-18:00|オンライン
名称 | Jenkins Day Japan 2020 |
開催日時 | 2020年12月4日(金) 10時00分~18時00分 |
開催場所 | オンライン(Zoom利用) |
お申し込み | 事前登録制 ※同業他社および当社の競合企業にあたる企業の方のお申し込みは、ご遠慮いただく場合がございます。 ※セミナーの内容は変更になる場合があります。ご了承をお願いいたします。 |
参加方法 | 事前申し込みフォームから登録をお願いいたします。登録後の自動返信メールは行っておりません。後日、メールにて受講受付NOをご連絡いたします。 11月中頃に、お申し込みいただいた方に、Zoomログイン方法をメールにてご案内いたします。 |
参加費 | 無料 |
定員 | 500名 |
主催 | テクマトリックス株式会社 |
対象者 | ・Jenkinsをこれから利用、または利用し始めの方 ・継続的インテグレーション/継続的デリバリーの導入に取り組んでいる方 ・ソフトウェア開発の効率化をお考えの方 |
特典 | アンケートをご回答していただいた方を対象 ・抽選で100名様にamazonギフト券500円のプレゼント。Amazonギフト券番号をメールにてご連絡いたします。 ・イベント開催後に講演資料のご提供いたします。※提供可能な資料のみとなります。 |
お問い合わせ | テクマトリックス株式会社 ソフトウェアエンジニアリング事業部 TEL:03-4405-7853 |
<<スケジュール>>
会期:2020年 12月4日(金)
※セミナーの内容、スケジュールは変更になる場合があります。
時間割 | 区分 | セミナータイトル・項目 | 講師 |
10:00-10:10 | - | 開始:挨拶 | テクマトリックス株式会社 |
10:10-11:00 | A-1 | 招待講演 A-1 執事はまだ進化の過程に~Jenkinsのこれまでとこれから~ |
CloudBees, Inc. Oleg Nenashev 氏 |
11:00-11:10 | - | 休憩 | - |
11:10-12:00 | A-2 | 招待講演 A-2 アメリカ式ソフトウェア開発方式 |
川口 耕介 氏 Launchable, Inc. |
12:00-12:10 | - | 休憩 | - |
12:10-12:35 | B-1 | スポンサー講演B-1 DevOpsからDevSecOpsへ~ツールを使った継続的なセキュリティチェック~ |
テクマトリックス株式会社 天久 慎介 |
12:35-13:00 | B-2 | スポンサー講演B-2 CIにおけるUIテストのベストプラクティス |
テクマトリックス株式会社 片瀬 聖乃 |
13:00-13:10 | - | 休憩 | - |
13:10-14:00 | A-3 | 招待講演 A-3 CloudBees Jenkins 共有エージェントを利用したADAS認識における複数チームの共用評価環境 |
株式会社デンソー 八木橋 清人 氏 |
14:00-14:10 | - | 休憩 | - |
14:10-15:00 | A-4 | 招待講演 A-4 パイプラインテンプレート:組織全体へのDevSecOpsの適用を可能にする方法 |
Booz Allen Hamilton Steven Terrana 氏 |
15:00-15:10 | - | 休憩 | - |
15:10-15:40 | B-3 | スポンサー講演B-3 サイバーセキュリティのリーダー企業「Palo Alto Networks」によるCloud Nativeソリューションのご紹介 |
テクマトリックス株式会社 中山 淳 |
15:40-16:10 | B-4 | スポンサー講演B-4 これってDevOps? -既成概念の破壊から生まれた価値- |
株式会社カサレアル 植草 克友 |
16:10-16:20 | - | 休憩 | - |
16:20-16:50 | A-5 | 招待講演 A-5 CloudBees Software Delivery Automationのご紹介 |
CloudBees, Inc. Sunil Mavadia 氏 |
16:50-17:00 | - | 休憩 | - |
17:00-17:10 | A-6 | 招待講演 A-6 CloudBees CIを使った、集中型エンタープライズJenkinsサービス構築へのPMIの道のり |
Philip Morris International Piotr Musial 氏 |
17:10-17:40 | B-5 | スポンサー講演B-5 Jenkinsのあるある問題を解決!CloudBees CIのご紹介 |
テクマトリックス株式会社 橘 祐史 |
17:40-18:00 | - | 全体の質疑応答 | - |
18:00 | - | 閉会 | - |
セミナーに際しての注意事項
- 講演内容の録音・録画は禁止させていただきます。
- 講演演内容の資料の複製や無断転載は禁止させていただきます。
- 天災や交通機関のストライキ等により、止むを得ず開催を中止、もしくは時間の変更を行う場合がございます。
<<参加特典>>
抽選で、100名様にamazonギフト券500円のプレゼント!
Jenkins Day Japan 2020の参加後にご案内するアンケートにご回答をいただいた方を対象としています。
<<関連製品情報>>
CloudBees CIは、OSSのJenkinsを拡張した継続的インテグレーション/継続的デリバリーのプラットフォームです。Jenkinsの管理のしやすさとセキュリティを拡張するためのエンタープライズ機能を提供します。また、専門知識を持つJenkinsエキスパートが、チーム・プロジェクトにおけるJenkinsの有効利用をサポートします。
Jenkinsのトレーニングは、CI/CDやJenkinsの基礎知識から、管理機能の利用方法、そして、パイプラインの実践的な活用方法まで、習得したい内容に合わせてコースをご用意しています。
1.実行環境はすべてご用意
2.JenkinsやCI/CDになじみのない方でもしっかり学べる
3. 徐々にステップアップしていくことが可能
クラウドネイティブ実践道場では、最⼩限の知識を⾝につけ、最⼤限のアウトプットを創出していただくため、実際の開発環境を⽤意し、クラウドネイティブなアプリケーション開発における一連のライフサイクルを体験できるトレーニングを提供しています。
Jenkins Day Japanイベントにお問い合わせがありましたら、フォームにお問い合わせ内容の記載をお願いいたします。