なぜ、Cloud Native(クラウドネイティブ)人材が求められるのか?
DX(デジタルトランスメーション)やCX(カスタマーエクスペリエンス)といったキーワードに現れる世の中の急速な変化により、エンドユーザや市場の要求に遅れることなく、新しい製品やサービスをいち早く提供し、競合優位性を獲得することが求められています。これにあわせて、システム開発や運用の在り方も大きく変化しています。
ひとつの潮流として、クラウドの利活用を前提としてシステムやアプリケーションを設計・構築・運用する「Cloud Native」というアプローチが主流となりつつあります。クラウドネイティブ技術は、スケーラブルなアプリケーションを構築、実行する能力を企業にもたらしますが、広範囲な知識が求められることから、いかに人材を育成するかという新たな課題が見えてきました。
クラウドネイティブ実践道場では、最⼩限の知識を⾝につけ、最⼤限のアウトプットを創出していただくため、実際の開発環境を⽤意し、クラウドネイティブなアプリケーション開発における一連のライフサイクルを体験できるトレーニングを提供しています。
本トレーニングの実施は、弊社100%子会社であるカサレアル株式会社に委託をしています。
<こんな方におすすめです>
・クラウドを前提としたシステム開発・運用のイメージを知りたいい。
・広範囲の知識・経験が求められるので、どこから手を付けて良いか分からない。
・1つ1つの領域・ツールの情報が膨大で試すことも難しく感じる。
・選択肢が多く、組み合わせがたくさんあるため、どの組み合わせを押さえれば良いか分からない。
・現在開発中のWebアプリケーションとの違いがイメージできない。
トレーニング概要
本トレー二ングは、最小限の知識を身につけ最大限のアウトプットを創出していただくために、実際の開発環境を用意し、Cloud Nativeなアプリケーションの一連のライフサイクルを体験していただくものとなっています。
トレーニング名 | クラウドネイティブ実践道場 |
日数 | 基礎編:4日間 ※オプションで応用編のコースをカスタマイズして追加できます。 |
コース名 | <基礎編:4日間> ・クラウドネイティブ 基礎 2日間 ・管理・モニタリング 1日間 ・運用基本操作 1日間 <オプション:応用編> |
価格 | 最大参加人数:15名/1トレーニング(複数コースセットとなります。) ※価格については、お問い合わせください。 |
開催場所 | オンライン(利用システム:Zoom)もしくは、オンサイト(申し込み企業様のセミナー会場など)での開催が可能です。 ※オンサイトの場合は、訪問先が遠方の場合、別途交通費など発生いたします。 |
受講対象者 | Cloud Nativeな基盤構築・アプリケーション開発およびその運用を検討中の方 ・今後CloudNative(AWS、Docker、Kubernetes)環境を使用した業務(開発・運用・保守・モニタリング・監視)を担当する方 ・オンプレミスでの業務(開発・運用・保守)に携わったことがあり、CloudNative(AWS、Docker、Kubernetes)の導入に興味がある方 ・オンプレミスでのモニタリング・監視業務に携わったことがあり、Prometheusの導入に興味がある方 ・CloudNative(AWS、Docker、Kubernetes)を試してみたい方 |
前提条件 | ・オープン系システム開発プロジェクト(基盤構築、アプリケーション開発、運用業務のいずれか)に携わった経験がある方 ・基本的なコマンド操作が行える方 ・基本的なTCP/IP(IPアドレス、ポート番号など)の知識がある方 ・基本的なサーバリソースのモニタリングの知識がある方 |
実行環境 | ・Webブラウザ:Chrome、FireFoxもしくはSafariのいずれかで、最新バージョンを推奨します。 ・クラウドサービス(AWS):今回使用するAWSアカウントは、こちらで用意したアカウントを使用していただきます。 ・統合開発環境(AWS Cloud9):AWS Cloud9 は、ブラウザのみでコードを記述、実行、デバッグできるクラウドベースの統合開発環境 (IDE) です。 ※ 使用するソフトウェアおよびバージョンについては予告なく変更する可能性がありますのでご了承ください。 |
コースの技術領域
基礎編
クラウドネイティブ基礎:1日目・2日目
・実際のクラウドサービス上(AWS)でCloudNativeを段階的に導入する方法を、随時ハンズオンを織り交ぜながら体験していきます。
・その過程で、基本的なツールの操作、DockerコンテナやKubernetesサービスの作成・連携、管理のための環境設定方法も学べます。
・CloudNativeの技術領域に携わるための基礎体験を取得することができます。
コース名 | クラウドネイティブ基礎 |
日数 | 2日間 |
アジェンダ | 1.概要と準備 2.Docker導入操作 3.Dockerリソース管理ワークフロー 4.Dockerスケーリング 5.Dockerデプロイメント 6.Dockerコンテナ連携 7.Kubernetes実行環境導入 8.マイクロサービス(アプリケーション)のデプロイ 9.Kubernetesスケーリング |
監視・モニタリング:3日目
・CloudNative環境におけるスケーラブルでダイナミックな監視やモニタリングの有効なツールとして、Prometheusがあります。
・Prometheusの基本をCloudNative環境でのハンズオンを通じて、理解することができます。
コース名 | 監視・モニタリング |
日数 | 1日間 |
アジェンダ | 1.概要 1-1. Prometheusの全体像 1-2. 使用する環境の説明 2.初めてのPrometheus 3.サービスディスカバリとリラベル 4.コンテナとKubernetesのモニタリング 5.Grafanaとの連携 6.AlertManagerとWebhook 7.次のステップへ 7-1. PromQL 7-2. ElasticStackとの比較 |
運用基本操作:4日目
・Kubernetesでの運用を中心に、CloudNativeなシステムでの基本的な運用操作を紹介します。
・マイクロサービスの運用に不可欠なサービスメッシュについても、ハンズオンを通じて、理解することができます。
コース名 | 運用基本操作 |
日数 | 1日間 |
概要 | デプロイ・スケーリング・クリーンアップなど、運用担当者向けの基本操作について、実際にツールを利用しながら学習していただきます。 |
アジェンダ | 1. Kubernetesの概要 ロールアウト/Podのスケール、ノードのスケール/クリーンアップ 2. Kubernetes Dashboard 3. Prometheus/GrafanaによるKubernetesのモニタリング HelmによるPrometheus/Grafanaの導入 4. サービスメッシュの概要 Istioの導入/Kialiの実行/ネットワーク通信の可視化 5. コンテナセキュリティの概要 Falcoの導入/異常なアクティビティの検出 |
応用編
オプションで応用編のコースをカスタマイズして追加できます。
マルチクラウド
コース名 | マルチクラウド -TerraformによるInfrastructure as Code- |
日数 | 1日間 |
概要 | Infrastructure As Code を実現し、かつマルチクラウドを意識して、運用していくためのツールとして「Terraform」「Ansible」を使ったシステム基盤のコード化・自動化について学習していただきます。 | アジェンダ | 1.概要と準備 2.Terraform導入 3.ネットワーク環境の構成 4.アプリケーション実行環境の構成 |
オンプレ移行
コース名 | オンプレ移行 |
日数 | 1日間 |
概要 | 現在実務で開発し、運用されているアプリケーションをどのように移行できるのか、ステートフル、ストレージ、DBに焦点を当てて学習していただきます。 |
アジェンダ | 1.概要と準備 2.オンプレアプリケーションモデル 3.DBサービスの移行 4.アプリケーションのコンテナ移行 5.EKSクラスター実行 6.バッチ処理 |
サーバレスアプリケーション開発
コース名 | サーバレスアプリケーション開発 |
日数 | 1日間 |
概要 | Cloud Nativeなアプリケーション開発において、サーバレスアーキテクチャとはどのような実行環境なのか、AWS環境上でLambda、API Gatewayを使用して学習していただきます。 |
概要 | 1.概要と準備 2.AWSサーバレス開発導入操作 3.Lambdaを使用したアプリケーションの 4.イベント駆動 |
CI/CD
コース名 | CI/CD -パイプラインによる開発・運用プロセス自動化- |
日数 | 1日間 |
概要 | Cloud Nativeなアプリケーション開発では、継続的インテグレーションおよび継続的デプロイが必要になります。 開発環境・テスト環境・ステージング環境・本番環境など、各環境に合わせたCI/CDのパイプラインの構築について学習していただきます。 |
概要 | 1.概要と準備 ・使用するAWS環境のセットアップ 2.Pipelineの登録 ・開発プロセス(チェックアウト、ビルド、テスト 、プッシュ) の自動化 ・運用プロセス(イベント駆動)の自動化 |
■ トレーニング環境
運営の都合上、本トレーニングでは「Amazon AWS」を使用します。
本トレーニングでは受講者ひとりひとり、それぞれ独立したトレーニング環境(AWS管理コンソール)をお使いいただきます。
※本トレーニング中のAWS環境は、弊社AWS環境をご利用いただきます。
※アカウントはこちらで用意いたしますので、受講者の方にAWSアカウントをご用意いただく必要はありません。
■ コンテンツ
上記のトレーニング環境(AWS)は、トレーニング実施期間中のみ有効です。
本トレーニングにおける資料・サンプルコードなどは、WebサイトやSlackなどを経由して、コンテンツとして提供させていただきます。
※Webサイトへのアクセスは受講開始から4週間のみ有効とさせていただきます。
トレーニングお申込みの規約について
<お申込みについて>
・トレーニングの申し込みは、WEBからのお申し込みか担当営業にご連絡をお願いいたします。
<トレーニング開催について>
・お申し込みいただいた日程の候補日から開催日を調整させていただきます。
<受講料のお支払いについて>
・請求書払いとなります。
請求書払いとなります。研修終了日の属する月の月末までにお申込者様宛てに請求書を郵送いたしますので、内容をご確認いただき、請求月の翌月末までに指定口座にお振込みください。
※お振込手数料はお客様のご負担とさせていただきます。
<お申し込みのキャンセル・変更について>
・お申し込みのキャンセルは可能ですが、キャンセルのご連絡日によって、キャンセル料を請求させていただきます。
<受講に際しての注意事項>
・講義で使用する教材は開催当日にお渡しいたします。事前送付や、当日欠席による教材のみの送付は行っておりません。
・講義内容の録音・録画は禁止させていただきます。
・講義で使用する教材の複製や無断転載は禁止させていただきます。
・天災や交通機関のストライキ等により、止むを得ず開催を中止、もしくは時間の変更を行う場合がございます。
<個人情報のお取り扱いについて>
お申し込みいただきました個人情報は、主催企業であるテクマトリックス株式会社(以下、弊社)と、運営委託先であるカサレアル株式会社が取得し、参加申し込みを適切に受け付けて管理します。弊社またカサレアル株式会社が提供するセミナー・サービスに関する情報を電子メール等で提供するために利用します。
個人情報の詳しい取り扱いについては、各社のプライバシーポリシーをご覧ください。
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